日本は80%が中流階級。
それに対してフィリピンはどうなのでしょうか?
ずばり80%が下流ですWww
そして15%が中流で、残りの5%が上流でしょうか。
その、上流が桁違いで、やれ自宅にヘリポートがあり、移動はヘリコプター。
自分用のガソリンスタンドがあったり…。
そうです、ここフィリピンは貧富の差がとんでもなく激しく、上流層は世襲で延々と続いていく…これがフィリピンです。そして政府はこの貧富の差を改善するつもりはないみたいです。
理由はその格差を利用して格安でメイドや子守、そして労働力が確保できるから。
実際、メイドの給料は月額5,000ペソ(日本円で13,000円)から。
なので気軽に2人、3人と雇います。
お金持ちはうらやましいですね~楽で(笑)
次に中流はといいますと、これは日本と同じレベルでしょうか。
持ち家があり、車も新車が買えます。
当然仕事もありますので、家計も安定しています。
そして、下流。
下流はさらにその中が3階級に分かれます。
上…かろうじて家はあるものの、そうとう品質が悪く汚い。車は20年以上前の日本車。それでも、家があり、車もあるのでそれなりの生活が出来るレベル。
中…家はトタンや廃材を利用して自分で作った代物。自分の土地でもないのに勝手にバラックを建て居座っているいわゆる不法滞在者スクワッター。当然、車はなく良くてバイク。
下…いうまでもない乞食ですWww
これらは、きちんと統計をとったものではなく、あくまでも私の個人的な体感値。
でも、まあ大きくは外れてはいないでしょう。
ただ、ここでみなさん疑問に思うかもしれません。
街を行きかう人たちの姿格好…普通じゃない?
8割下流と言いながら、ほぼほぼ全員中流に見えますが~。。
そうなんです。
一見しますと中流に見えますが、彼ら彼女たちが来ているのはいわゆる「いっちょうら」で、唯一持っているTシャツとジーンズでビシッと着飾っているだけ。自宅周辺では汚れた古いTシャツと短パン姿なんです。
一か月もフィリピンに滞在し、自宅周辺をよくよく観察しますと、何人かの顔を覚え、彼ら彼女たちがいつも同じTシャツを着ているのに気づくはず(笑)
まあ、こんな感じのフィリピンですが、貧しいがゆえの良き文化もあります。
ここで有名な言葉「クマインカナバー?」がまさにそれ。
直訳すると「ごはん食べた?」。
いわば相互扶助の精神。
貧しい人たちが互いに助け合って生きていくことがあたりまえとして浸透しているのがフィリピン。
聞くところによりますと、フィリピンで乞食になる日本人、いわゆる困窮邦人が後を絶たないということです。
常夏で凍死することもなく、路上生活でも、様々な人が面倒を見てくれるので、野垂れ時ぬこともなく、悠々と暮らしていける国…それがフィリピンなのです。
住めばわかりますが、わすれかけた昭和時代の和気あいあいとした隣人関係がここにはあります。
隣近所での調味料の貸し借り、おすそ分け、助け合いなどなど…。
最近有名な「ルフィ」による窃盗・詐欺事件で有名になったフィリピンですが、決して言われているほどの悪い国ではありません。少なくとも庶民レベルは日本で忘れかけている文化が未だに存在し、「ほっとする」一面もあるのです。
ぜひ、気軽に長期滞在できる国フィリピンで、異国の文化に触れてみてください!