今回は番外編として、四泊五日の台湾旅行を振り返ります。
台湾はフィリピンの北側に位置する隣の島です。
フィリピンからは約1.5~2時間なので国内旅行感覚で行くことができるんです!

今回の旅のテーマは、ひたすら台湾グルメを満喫すること。せっかくなら観光客の多い台北市街地を避け、よりローカルな雰囲気を楽しもうと、宿泊先には士林の下町を選びました。士林といえば夜市で有名なエリアですが、滞在したのはその賑やかな通りから少し離れた場所。そこには観光客向けの華やかなレストランではなく、地元の人々が日常的に足を運ぶ素朴な食堂が数多く並んでいます。

朝の始まりは、地元の人々に交じっていただく熱々の豆乳と油条(揚げパン)。ほんのり甘い温かい豆乳にカリッと揚がった油条を浸して食べるこの朝食は、シンプルながらも滋味深い味わいで、心までほっと温まるひとときです。その後は散歩を楽しみながら、小さな食堂を巡り、魯肉飯(ルーローハン)や牛肉麺に舌鼓を打ちました。特に魯肉飯は、じっくり煮込まれた豚肉の甘じょっぱい風味がご飯にしっかり染み込み、口に入れるたびに台湾の家庭の温かさが伝わってくるような優しい味わいが印象的です。

夜になると、ホテルから徒歩10分の士林夜市へ。
台北に住む友人家族と合流し、賑やかな夜の街へ繰り出しました。夜市に入ると、どこからともなく香ばしい匂いが漂い、屋台の明かりが辺りを照らします。まずは台湾名物の大鶏排(ダージーパイ)に挑戦。顔ほどの大きさがあるフライドチキンは、サクサクの衣と驚くほどジューシーな鶏肉が絶妙なバランス。ひと口頬張るたびに幸福感が広がります。続いて、焼き立ての胡椒餅(フージャオビン)を購入。香ばしい生地の中には、ピリッと胡椒の効いた豚肉餡がぎっしり詰まっており、かじるとじゅわっと肉汁が溢れ出します。そのほかにも、プリプリの牡蠣とふわふわの卵が絶妙に絡み合う?仔煎(オアチェン・牡蠣オムレツ)や、ほんのり甘くモチモチとした食感が楽しい芋圓(タロイモ団子)など、台湾ならではの屋台グルメを次々と堪能。満腹になりながらも、次々と目の前に現れる美味しそうな料理を前にすると、ついつい「もうひとつ」と手が伸びてしまいます。そんな魅力に溢れた夜市でした。

旅の途中では、友人家族とともに六福村という遊園地へ出かける機会もありました。春の訪れを感じさせる暖かな日差しのもと、友人の子どもたちと一緒に絶叫マシンに乗ったり、動物たちと触れ合ったりしながら、久しぶりに童心に帰るひとときを満喫。子どもたちの無邪気な笑顔や、はしゃぐ姿を見ていると、台湾の温かい空気とともに、自然と心がほどけていくような感覚を覚えました。

今回の旅では、観光地を巡ることよりも、地元の人々の暮らしの中に溶け込むことを意識しました。士林の下町で味わった料理はどれも絶品で、観光客向けの店では味わえない、地元ならではの素朴で奥深い味に感動。また、台湾の人々の温かさにも触れることができ、旅の思い出がより一層特別なものになりました。
次回訪れる際には、ぜひまた異なるエリアを巡り、さらにディープな台湾の魅力を探し求めたいと思います。

ちなみにフィリピンは位置的にインドネシア・タイ・香港・ベトナム・マレーシア・シンガポールに近く、日本からそれぞれの国に渡るよりも簡単!
航空運賃も安いので、周辺国をフィリピンにいながら楽しむことも出来ます。
そういうメリットがあるのもフィリピンなんです!