時にはマニラの喧騒を離れ、大自然の中で穏やかな時間を過ごしたい。

そんな願いを叶えてくれるのが、Baler Sabang Beach(バレル・サバン・ビーチ) です。
マニラから車で約200キロ、オーロラ・メモリアル国立公園の山々を抜けた先に、まるで別世界のような美しいビーチが広がっています。ここは「陸の孤島」とも言われるほどアクセスが容易ではありませんが、その分、手つかずの自然と静寂が保たれ、訪れる人々に特別な時間を提供してくれます。

Balerのメインビーチである Sabang Beach は、フィリピン屈指のサーフスポット。
年間を通して波が立ち、多くのサーファーがこの海を求めて集まります。雰囲気はどこか日本の湘南を思わせ、ローカルの若者や外国からの観光客が思い思いにビーチライフを楽しんでいます。ビーチ沿いにはおしゃれなカフェやレストランが立ち並び、波の音をBGMにのんびりと過ごすのも格別です。

Balerの魅力はビーチだけではなく、シーフードを中心とした絶品グルメも外せません。
おすすめはバーベキューグリルの店で食べる 炭火焼ツナベリー(マグロのグリル)バターガーリックシュリンプ
新鮮な魚介の旨味と香ばしい炭火の風味が食欲をそそります。また、宿泊先の プラヤ アスル バレル のレストランでは、スパイシーなシーフードパスタが絶品。ビーチに面したテラス席で潮風を感じながら食事を楽しめば、その美味しさもひとしおです。

今回宿泊した プラヤ アスル バレル は、Sabang Beach の目の前に位置するホテルで、ホテルを出ればわずか10歩でビーチに出られるという絶好のロケーションが売り。
ビーチに座り、サーファーたちの華麗なライディングを眺めながら過ごす時間は、日頃の疲れを忘れさせてくれる至福のひとときです。
朝は潮風を感じながらビーチを散歩し、夜は波の音をBGMにのんびりと過ごす——Balerの滞在は、まさに心を癒す時間でした。

Balerへ向かうには、オーロラ・メモリアル国立公園を越えるルートを通る必要があり、道中の山道は決して楽ではありません。
しかし、その分、車窓からの景色は素晴らしく、熱帯の森や渓谷、時折現れる滝など、フィリピンの大自然を存分に感じることができます。この道のりを乗り越えた先に広がる山々に囲まれた美しいビーチは、まさに「苦労してでも訪れる価値のある場所」です。

Balerは週末のショートトリップにも最適ですが、レンタルアパートを借りて長期滞在するのもおすすめ。
欧米からの観光客も多く、彼らはここでのんびりとした時間を楽しんでいます。
朝は波の音で目を覚まし、昼はビーチでくつろぎ、夜は満天の星を眺める——そんな穏やかな日々を過ごしてみるのも素敵な選択です。

Baler Sabang Beach は、都会の喧騒とは無縁の、のどかなフィリピンの魅力を体験できる場所。

観光地化されすぎていないため、ローカルの人々の温かさや素朴な雰囲気を感じることができます。サーフィンを楽しむもよし、波の音を聞きながらくつろぐもよし。美味しいシーフードを味わい、ビーチフロントのホテルでリラックスすれば、心も体も癒されること間違いなしです。
一度訪れたら、また帰ってきたくなる——そんな不思議な魅力を持つBaler Sabang Beachへ、ぜひ足を運んでみてください。